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○有酸素運動とは ウォーキングやジョギング、エアロビクス、サイクリングなど、運動の強度はあまり高くなくても、ある程度の時間行うことができる運動を「有酸素運動」といいます。
これは運動中、筋肉を収縮させるためのエネルギー「アデノシン三燐酸(ATP)」を、呼吸によって体内に取り入れた酸素を使って作り出すことからそのように呼ばれています。
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○限界がある 糖質からのATP産生 私たちが食事で摂取したエネルギー源のうち、グリコーゲン(糖質)は主に肝臓や骨格筋に、脂肪は皮下や内臓の周囲に多く蓄えられます。十分に酸素が供給されている状態では、グリコーゲンは二酸化炭素、水へと分解され、呼気や汗となってからだの外に排出されるとともに、ATPを産生します。(酸素不足の場合には乳酸が発生⇒無酸素運動)。 しかし、グリコーゲンは貯蔵量に限界があるので、糖質だけでは長く運動を続けることはできません。 体内に備蓄されている脂肪からのエネルギーが有酸素運動の主役です。
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○有酸素運動では脂肪分解が進む 皮下や内臓に蓄えられた脂肪は「リパーゼ」という酵素によって遊離脂肪酸に分解されます。それが血液によって筋肉に運ばれると、エネルギーの生産工場である「ミトコンドリア」で十分な酸素によって燃焼され、ATPを作り出します。脂肪が1g燃焼すると9kcalのエネルギーを発生します。 脂肪の備蓄はかなり多いため、痩せた人がマラソンをするとき以外はエネルギー源が枯渇してしまう心配がなく、長く運動を続けることができます。普通の状態では体内に少なくとも10kg以上の脂肪蓄積がありますから、理論上9万キロカロリーものエネルギーを発生することができるわけで、長時間の運動の際のエネルギー補給源となるというわけです。 ところで、脂肪を分解するリパーゼは体温が高くなると活性が高まりますから、運動によってからだが温まり、血液の流れが盛んになると、ますます脂肪が活発に燃焼するようになります。安静時にも脂肪は燃焼していますが、20分以上継続した運動では、脂肪分解がどんどん進んでいくのです。
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○生活習慣病予防に効果 有酸素運動は脂肪を燃焼させることから、脂質異常症(高脂血症)(リンク1参照)、高血圧(リンク2参照)、糖尿病(リンク3参照)など肥満(リンク4参照)が原因となる生活習慣病予防に効果があります。 また、善玉コレステロール(HDL)値が上昇したり、筋量の増加に伴って基礎代謝量が増加したり、ストレス解消など効果があることで注目されています。さらに、筋肉や脳の老化防止にも効果があるといわれています。
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○有酸素運動能力を高めるためには 筋肉中にグリコーゲンを蓄える能力、酸素を体内に多く取り込む能力、ミトコンドリアが脂肪を燃焼させる能力には個人差がありますが、有酸素運動をある一定期間継続すると高めることができます。 一方、せっかく高まった能力も、2〜3カ月運動を中止することで、すっかり失われてしまうといわれています。日ごろから、30分以上の運動を継続して行うと効果的です。
*無酸素運動については、「無酸素運動」のページ(リンク5参照)を参照にしてください。
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