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活動量の低い人では高血圧になる危険が高いことが知られ、肥満や脂質異常症(高脂血症)の合併も多くなることから運動不足は脳卒中や心筋梗塞など心血管病のリスクを高めることがわかっています。 それに対して、様々な研究の結果から比較的軽度の運動療法が高血圧患者の血圧を下げることが知られています。(リンク1参照)
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○運動が血圧を下げる理由 運動により血圧が低下する機序として多くの要因が挙げられます。 まず、運動療法の早期には利尿を促すホルモンの活性化による体液量の減少がみられます。 また、長期間運動療法を続けていると、交感神経活動の低下による末梢血管抵抗の減弱と血液粘度の低下、カロリー消費による体重減少(内臓脂肪の燃焼)がみられ、これら多因子の改善により血圧が下がるようです。
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○運動療法としては早歩きや水中歩行 運動には、歩行や水泳などの動的等張性運動(筋肉の収縮と弛緩を繰り返す運動)(リンク2参照)と重量挙げや腕立て伏せのような静的等尺性運動とがあり、高血圧の運動療法としては前者が薦められます。 具体的には、早歩き(リンク3〜6参照)や水中歩行などが適当で、軽く汗ばむ程度まで週3回、毎回30分以上行うことが望まれます。 このような運動療法を軽症〜中等症高血圧患者に10週間行った研究では、収縮期(最大)血圧20 mmHgおよび拡張期(最低)血圧10 mmHg以上の血圧低下が50%の症例にみられました。 高齢者を対象にした3か月間の地域運動教室(月2回指導+自宅でのストレッチ・筋力運動、1回約30分間)でも、平均2 kgの体重減少と10 mmHgの収縮期血圧低下を認めています。 また、10分くらいの運動でも全く運動しないのに比べて効果があることがわかっており、最近では短時間の細切れ運動でもよいから週2〜3回行うよう指導されます。
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○運動療法の可否については医師に相談を ただし、運動中、特に運動開始時には血圧が上がるので、普段の血圧が高く、何らかの症状があるか血圧が不安定な場合には運動療法は禁忌です。 また、心臓病や脳卒中、腎臓病の場合にも運動制限が必要です。したがって、合併症のある高血圧の場合には、運動療法の可否について医師に相談する必要があります。
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