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健康長寿食とは
○日本食は理想的な健康長寿食
 伝統的な日本の食事が健康長寿食であって、日本人が長生きであることの要因のひとつであるといわれています。
 日本の食事の大きな特徴は、米飯の「主食」、みそ汁やお吸い物の「汁」、魚や肉の「主菜」、野菜を主体とした「副菜」という独特のパターンがあることです。日本人の食事は先進諸国のなかでは炭水化物の量が多く、脂質の量が飛び抜けて少なく、その結果、心臓病にかかる人が非常に少なくなっています。
 一般的に、総エネルギーのうちたんぱく質が15%、脂質が25%、炭水化物が60%の割合であるのが理想的とされてますが、日本人の食事は、この理想的なバランスになっています。(リンク1、2参照)
リンク1 「予防のために:脳卒中と食事」
リンク2 「予防のために:心臓病と食事」
○カルシウム不足や塩分過剰の問題点も
 伝統的な日本の食事には問題もあります。カルシウム(リンク3参照)不足や塩分過剰になりがちになることです。
 カルシウムはいろいろな食品に含まれていますが、吸収性を考えると乳製品が最も優れています。日本には長い間、牛乳や乳製品を飲食する習慣がありませんでした。和風食材でカルシウムを含むものには小魚や海藻類,豆腐類などがありますが、量をたくさん食べるのが難しいし、牛乳に比べて吸収もよくありません。朝食の後に牛乳を飲む、デザートにヨーグルトを食べる、チーズや牛乳を使った洋風の総菜を取り入れるなど工夫が必要でしょう。
 また和食では大半の料理を塩・しょうゆ・みそで味付けをするので、どうしても塩分を取りすぎてしまいます。減塩のしょうゆやみそを使ったり薄味を心がけたりすることも大切です。
リンク3 「ミネラル:カルシウム」
○食材の豊富さは世界一
 もうひとつの日本の食事の特徴は食材の豊かさです。魚,大豆,海藻,新鮮な野菜といった食材は日本人の食生活に欠かせないものですし、これらは健康長寿に大切な成分を多く含んでいます。それに加えて、強い経済力で世界中からさまざまな食材を取り寄せ、一般庶民でも世界中の食材を毎日の食生活の中で食べることができます。日常生活における食材の豊富さは日本が世界一でしょう。
 特に食材としての海産物の種類の多さは他の国々では考えられないほどです。多くの種類の食材を食べることで、食事のバランスが良くなり、また環境汚染や農薬などによるリスクを分散させることができます。先進国の中では群を抜いて豊かな食材をとっているという食生活も、日本人の健康長寿の一端を支えているのでしょう。
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