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健康長寿ネット > 医療 > 看護 > 褥瘡(じょくそう)の看護【床ずれの原因と症状、予防対策】
褥瘡(じょくそう)の看護【床ずれの原因と症状、予防対策】
予防は除圧・スキンケア・栄養の
かたよりの調整が重要です

〇褥瘡(じょくそう)とは

 褥瘡(じょくそう)とは、寝たり座ったりした状態の時いつも同じところに一定以上の圧力が持続的に加わることによって、皮膚に障害を起こした状態をいいます。一般的に「床ずれ」とよばれています。

〇褥瘡(じょくそう)の原因

 しかし、これらの条件だけでは褥瘡発生には至りません。その他にいくつかの原因が重なり発生するケースがほとんどです。その原因として、

(1)しびれや麻痺などにより感覚が鈍い
(2)麻痺や手足の動きが悪くあまり自分で体を動かせない
(3)痩せて骨が出っ張っている
(4)皮膚や筋肉の衰えで皮膚の弾力がなくしわやたるみがある
(5)尿失禁・便失禁がある
(6)オムツを使用している
(7)多汗によりいつも皮膚が湿潤(しつじゅん:水分が多く湿っていること)している
(8)栄養にかたよりがある

などが考えられます。
 特に高齢者の皮膚は、弾力性が低下しており、圧迫やずれなどに弱いため注意が必要です。
 また、一般的に褥瘡ができやすい部位があります。仰向きの場合はお尻・かかと・後頭部です。横向きの場合は肩・腰骨、椅子に座っている場合はお尻・背中にできやすいといわれています。 (リンク1・2参照)
リンク1 「褥瘡」
リンク2 「褥瘡(床ずれ)の外用治療」
皮膚があかくなります。
皮膚の赤い部分が水ぶくれになります。
水泡が破れ液体やうみ(膿)流れ出てただれます。
ただれた部分が傷口深くなり骨が出てきます。

○褥瘡(じょくそう)の症状

 では実際に褥瘡とはどのような状態であり、どのように悪化していくのでしょうか。

 最初に、皮膚が赤くなります(図1)。
 このような状態を見つけたら、注意して観察し予防に心がけてください。





 次に水ぶくれになり(図2)、皮膚が破れてただれ、ただれたところから液がにじみ出たり、





 
 うみが出て潰瘍になります(図3)。
 このような場合は、医師や医療スタッフに報告、相談してください。





 
 さらに改善されず悪化すると、傷口が深くなり、広がり、骨が見えるようになります(図4)。
 このような症状になると、時に悪臭を伴い医療的処置が必要になります。

○褥瘡(じょくそう)の予防対策

 褥瘡の予防対策としては、除圧・スキンケア・栄養のかたよりを調整することが重要になります。

1.除圧は、あまり自分で体を動かさない、知覚障害や運動障害・麻痺がある、骨の出っ張り、皮膚や筋力の衰えがある方に対して有効です。また、除圧マットや枕を使用することで圧力の軽減がはかれます。
 最近では、低反発のマットや枕が市販されていますが、それらは除圧器具の一つといえます。
 そして、褥瘡ができやすい部位に持続的に圧力がかからないよう体の向きを変えることが大切です。寝返りを打てない人は向きを変えることをおすすめします。また、寝具・寝衣のしわやずれにも注意しましょう。(リンク3参照)

2.スキンケアは、尿失禁・便失禁・多汗の人はもちろんのこと、その他の人も日頃から心がけた方が良いでしょう。スキンケアの基本には、皮膚の清潔・保湿・保護があります。
 皮膚の清潔は、汚れを洗い流すことであり、新陳代謝(しんちんたいしゃ:身体の中の古い細胞から新しい細胞へ生まれ変わること)の促進につながります。
 皮膚の保湿は、皮膚が乾燥し水分が不足することで皮膚のバリア機能が低下するのを防ぎます。皮膚の乾燥を防ぐために保湿クリームやローションを使用し、熱いお湯を避け、ゴシゴシ洗いをしないことが良いでしょう。
 膚の保護は、排泄物の付着や接触を防ぐことであり、オムツを使用している人は便等が出たらこまめに交換すると良いでしょう。オムツは吸収が良くむれの少ない素材を選ぶと良いでしょう。

3.栄養のかたよりの調整は、栄養のバランスや食べる量はもちろんですが、飲み込めない・食べられない人のような場合は、食事の形態を変えてみたり、医師・栄養士や医療スタッフに相談すると良いでしょう。
リンク3 「介助者による体位変換」
介助者による体位変換 認知症の看護
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