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健康長寿ネット > 医療 > 看護 > 認知症の看護 【認知症の理解と接し方】
認知症の看護 【認知症の理解と接し方】
認知症の人が安心しリラックスできるような
接し方が大切です
 認知症は脳の病気です。認知症の人はさまざまな症状や行動によって、日常生活に支障をきたします。症状は大きく二つに分けられます。
 一つは、脳の一部が障害されたために現れる症状です。物忘れなどの記憶障害、時間や場所の見当をつける障害、判断や実行することの障害などで中核症状といいます。物忘れなどの記憶障害は認知症の人には必ず現れます。
 もう一つは、精神的な不安や混乱などが背景となって現れる障害です。妄想・幻覚・無気力・不安・徘徊・焦燥・失禁・暴言・暴力などで周辺症状といいます。
 これらの障害は、周囲との関わりの中で悩んだり、傷ついたり、興奮したりする感情的なもつれが要因となって現れるともいわれています。これらの障害をなくしていく関わり方、認知症の人が安心しリラックスできるような接し方がとても大切です。 (リンク1参照)

温かくやさしく接します

認知機能は低下しても、感情面は敏感なのでそれに働きかけ、心をかよわせます。認知症の人は生活の中で、自分がどうしていいのかわからず、緊張・不安・恐怖でいっぱいになっています。そんな時に、温かいまなざしと笑顔で側にいて手を取り、「大丈夫よ」とやさしく声をかけたり、うなづいたりして安心させましょう。

本人のペースに合わせます

 急がせないで、言葉はゆっくり、動作はゆったりとかかわり安心させましょう。混乱させないように会話は短く、一回に一つの話題で、目線を同じ高さにして目を見てゆっくりと話します。話の腰を折らずに、黙ってうなずきながら、耳を傾けて聞きましょう。大事なことは、間違ったことを言っても指摘したり訂正したりせず、最後まで真剣に聞くことです。そのうえで「つらいわね」と気持ちを受け止めるとよいでしょう。
なじみの関係になるように接します

 そばにいる人がわからないと、本人は緊張します。わからない人に手出しされたら拒否したり、時には妄想が起きたりします。なじみの関係になることで、本人は安心しリラックスできます。いつも一緒にいるからなじみになれるとは限りません。なじみの話し方や接し方が大切です。

自尊心を傷つけないようにします

 周りから見ると理解できない行動や間違った行動をしても、大声で叱りつけたり突き放すような態度をとらないようにします。叱られたことはすぐに忘れても、屈辱的な気持ちは残ります。長年生きてきた自信と誇り、自尊心を失うことはないといわれています。

孤独を感じさせないように接します

 何もすることがない暮らしが続くと、本人は混乱し、不安やストレスになります。うろうろ歩き回ったり、大声を上げたり、乱暴になったりします。本人が好きだったことや得意だったことを一緒にすると、コミュニケーションも取りやすくなります。また戸外へ出て自然に触れる機会を持つのもよいでしょう。
リンク1 「認知症疾患」
○認知症の人の支え方
 その人らしく生きていくための支援のポイント (リンク2参照)
なじみの環境作りをしましょう

 なじみのない環境は、本人に不安や混乱を起こします。慣れた場所やものは、本人が安心できます。ここがどこかわからないと不安に駆られ、立ち上がってうろうろと歩き回ったり、安心できる場所をもとめて外へ出て行くのかもしれません。大切にしてきた小物や写真を、目に付くところに置くのもよいでしょう。
残された能力に働きかけます

 日常生活のなかで、本人ができることは本人にしてもらい、残された能力を生かすことが大切です。例えば衣類の着脱、簡単な料理、買い物、洗濯物を一緒にたたむことなど、時間がかかってもできたらほめてあげましょう。その積み重ねが本人の自信につながります。

役割を見つけましょう

 認知症の人は新しいことを覚えるのが苦手ですが、からだで覚えた記憶は比較的保たれています。家事、育児、仕事、趣味など、本人ができそうなことを見つけて、さりげなく出番を作ってあげましょう。時間がかかったり、失敗するかもしれませんが、そんな時はそっと助けてあげましょう。
危険を防止しましょう

 認知症の人は運動能力が低下し、また危険を判断できずに行動するので、転倒を起こしやすくなります。障害物は片付け、濡れた床はすぐに拭きます。転倒すると大腿骨の骨折を起こしやすいので、未然に防ぐことが大切です。
快い刺激を与えましょう

 本人が嫌がらない範囲で一緒に散歩をしたり、音楽を聴いたりしましょう。昔の話は、本人が安心していられる貴重な時間です。



リンク2 「介護保険」
褥瘡(床ずれ)の看護 認知症のBPSDに向精神薬を服用する際に気を付けてほしいこと
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