臨床検査情報を用いたフレイル迅速判定システムの有用性評価
公開日:2025年10月29日 09時00分
 更新日:2025年10月29日 09時00分
こちらの記事は下記より転載しました。
電子カルテに記録された臨床検査データを用いてフレイルを即時判定するシステム(FI-Labs)が各国で開発されている。本論文では、ロンドン市内2か所の救急外来における約7万5千件のデータを用いてFI-Labsの有用性を評価した。看護師による臨床フレイル指標(CFI)と比べ、FI-Labsによる死亡予測力はやや劣っていたが、FI-Labsによるフレイル判定の安定性は高かった。検査データに基づくフレイル自動判定は、年齢と同様に重要な健康指標となる可能性があり、看護師によるCFIを使った判定と併用することで、救急現場での質の高いフレイル評価が期待される。
文献
Logan Ellis H, et al., Age Ageing. 2025; 54(7): afaf192
筆者
- 石崎 達郎(いしざき たつろう)
- 京都市保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室担当部長
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