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高齢者心理学の歴史と展開

公開日:2016年11月 5日 17時04分
更新日:2019年8月 6日 10時36分

佐藤 眞一(さとう しんいち)
大阪大学大学院人間科学研究科 教授

はじめに

 「心理学の過去は長く、その歴史は短い」とは、無意味綴りを使った記憶実験によって忘却曲線を示したことで心理学の世界では広く知られるエビングハウス(Ebbinghaus, H.1850-1909)の言葉である。同じことは高齢者心理学にもあてはまる。ビレンとシュルーツ1)は、神話時代の紀元前2600年頃におけるメソポタミアのギルガメッシュ叙事詩は人の生死を重要なテーマとしている点から、高齢者心理学の最も古い記述のひとつと捉えるところからその歴史を書き起こした。神話的な起源を持つ高齢者心理学ではあるが、科学的研究として本格化するのは、イギリスおよびアメリカでの老化に関する研究ユニットに心理学部門が設置され、アメリカ心理学会の第20部門として「成熟と老年部門(Division on Maturity and Old Age)」が設立された1945 〜47年以降のことである。

 高齢者心理学は、一般心理学で扱われる知覚、認知、学習、知能、感情、パーソナリティ、社会関係、臨床等について、高齢者を対象に研究されるが、心理学の分類では発達心理学の一領域と考えられている。心理学で人生という時間経過を扱うのは発達心理学である。乳幼児心理学、児童心理学、青年心理学、成人心理学の後の世代として高齢者心理学が位置付けられる。また、Baltesの生涯発達心理学(lifespan developmental psychology)の提唱以来2)、高齢者も単に減退、衰弱する存在としてだけではなく、発達的存在として位置付けられるようになった。

 一方で、高齢者心理学は、学際的研究分野である老年学(Gerontology)の一領域でもある。老いと高齢社会の実際的問題の解決を課題とする老年学にとって、心理学は、生きる主体である高齢者の心理的側面を研究し、課題解決のための方略の提言が期待されている。

 老いには、病弱や貧困、孤独を招いてしまうネガティブな特徴がある。かつてこれらは「老人三悪」、「老人問題」といわれた。老年学では、こうした問題を解決することが特に重要となる。高齢者心理学もこうしたネガティブな心理状態を研究するが、一方で、ネガティブな心理状態を克服した後のポジティブな心理状態とはどのようなものなのか、どうすれば到達できるのかについても初期から研究されてきた。幸福感やウェルビーイングの研究は、高齢社会が進展した現代において高齢者心理学の中心的テーマとなっている。

高齢者心理学の歴史と発展

 先のビレンとシュルーツ(2001)によれば、高齢者心理学の歴史は、1.神話的起源(B. C. 3000年頃〜800年頃)、2.ギリシア・ローマの哲学者(B. C. 800年年頃〜A. D. 100年頃)、3.哲学から前科学への移行(A. D. 100年頃〜1600年頃)、4.前科学の時代(1600年頃〜1800年頃)、5.科学の夜明け(1800年頃〜1900年頃)、6.高齢者心理学の出現(1900年頃〜1950年頃)、7.近年の発展(1950年頃〜現在)の7つの時代に分類できる。ここでは、6.高齢者心理学の出現(1900年頃〜1950年頃)について解説し、それ以降の発展期については、以降の論考を参照することで替えることとする。

 Quetelet,A.の社会生物学的統計学(1835)に関する著作やGalton,F.によるロンドン国際保健博覧会での人体測定による個人差と発達差の研究等が老年研究の萌芽となり、同時に19世紀後半から20世紀にかけて心理学が発展してきた。しかし、20世紀は「児童の世紀」と呼ばれるように、心理学でも児童研究が始まったばかりであり、高齢期が注目されることはほとんどなかった。 

 高齢期が心理学で注目されたのは、アメリカの児童心理学の父と呼ばれるHall,G.S.が質問紙調査とともに自身の老いを見つめながら78歳の時に表した"Senescence: The lasthalf of life"を発刊したことが契機であった。その後、Terman,L.M.の支援のもと、1927年にスタンフォード大学のMiles,W.R.による成人の知能研究が始まり、1928年にはThorndike,E.L.によって成人および高齢者を対象に記憶と学習の実験研究が行われた。1933年には、ウィーン大学のBühler, Ch.による児童、青年の研究の後に人の生涯の心理学的変化についての研究が伝記分析によって行われた。人の生涯の研究は、Thome,H.そしてBaltes,P.B.のドイツの研究者に受け継がれ、生涯発達心理学の先駆となった。 

 こうして西欧で始まった高齢者心理学だが、第2次世界大戦で停滞してしまっていた。しかし、戦後の1946年にはイギリス・ケンブリッジ大学に老化問題研究ユニットが設立され、Welford,A.が精神作業の加齢変化を研究した。同年、アメリカの国立保健研究所(NIH)にShock, N. が老年学ユニットを設立し、翌年、Birren, J. E. が心理学部門長として加わる。Birrenは、知覚・認知・神経学的実験研究から作業や知能の検査研究をはじめ膨大な研究と著作を発表し、現代高齢者心理学の牽引役となったが、2016年1月15日に97歳の人生を閉じた。

 戦後の1945年にはアメリカ老年学会(Gerontology Societyof America, GSA)が設立され、翌年、老年学の専門学術誌のJournal of Gerontologyが創刊された。

 一方、心理学の分野でも、同年、アメリカ心理学会(American Psychological Association; APA)の第20部会としてDivision of Maturity and Old Age( 後にDivision ofAdult Development and Agingに名称変更)が設立された。しかし、専門学術誌の創刊は1985年のPsychology andAgingまで待たなければならなかった。このことが、心理学における高齢者研究の発展を遅らせる原因となった可能性は否めない。

 1950年にはベルギーで第1回国際老年学会議(InternationalAssociation of Gerontology; IAG)が開催され、その後、4年に1度開催されてきている。国際老年学会は、2005年にInternational Association of Gerontology and Geriatrics(IAGG)と改称され、現在に至っている。 

 日本では、心理学の創始者であるWundt,W.のもとに留学し、元良勇次郎に次いで東京帝国大学心理学教授となった松本亦太郎が最初に高齢者に関心を持った心理学者といわれている3)。松本の代表的著作である『智能心理学』(1925年、改造社刊)には2章にわたって高齢者に関する記述が認められる。松本は高齢期研究の必要性をこの著書の発刊の17、8年前に説いたと述べている。これが事実とすれば、松本はすでに1907、8年頃に高齢者心理学を構想していたと考えられる。しかも、人間の精神活動の「生長、成熟、衰すい頽たいの三時期」に注目していたことからは、現在の生涯発達心理学とは立場を異にするとはいえ、その萌芽が20世紀初頭の日本に存在したことになる。 

 現代日本の高齢者心理学研究の直接のルーツは、松本の弟子の橘覚勝である。橘は、1925年に東京の高井戸に設立された養老院・浴風会において老年医学研究に取り組んでいた尼子富士郎のもとで、1928年から高齢者心理学研究に着手した。その成果は、浴風会調査研究紀要や心理学研究に掲載され、戦後、東京大学に提出した博士論文をさらに発展させ、1971年に大著『老年学』を完成させた。橘の博士論文やその他のアーカイブは、橘が大阪大学教授であったことから、現在、大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学・老年行動学研究室に保管している。

 学術団体としては、1958年に日本老年学会が創設され、その傘下の学会として、翌年、「日本老年医学会」と高齢者心理学の研究者が主に発表する「老年社会科学会」が設立されて合同の総会が開催され、わが国の老年学が本格的にスタートした。

 1960年代半ば頃から浴風会で心理学研究を開始した長嶋紀一(日本大学)と、1972年に創設された東京都老人総合研究所の井上勝也や下仲順子らが、橘の後の高齢者心理学を牽引して、現代につながるわが国の礎を築いた。

表:高齢者心理学成立の歴史(アメリカ)
内容
1835 Quetelet,A. 「人間に就いて」(人間とその諸能力の発達について、もしくは社会生物学論
1884 Galton,F. ロンドン国際保健博覧会で人体測定
1903 Mechnikov,I.I. 死学(Thanatology)とともに老年学(Gerontology)を提唱
1922 Hall,G.S. "Senescence: The last half of life"
1927 Miles,W.R. 高齢者の知能研究
1928 Thorndike,E.L. 老人の学習・記憶についての研究
1933 Bühler,Ch. 「心理学の課題としての人間の生涯」(生涯発達心理学の先駆)
1945 アメリカ老年学会設立(GSA)
1945 アメリカ心理学会(APA)第20部会としてDivision of Adult Development and Aging設立
1946 アメリカ老年学会 Journal of Gerontology 創刊
1950 国際老年学会(IAG)設立
1986 アメリカ心理学会 Psychology and Aging創刊
1951 Shock,S. Annual Review of Psychologyに老年心理学の展望を掲載

※アメリカでは1940~50年代に成立した。

表:高齢者心理学成立の歴史(日本)
内容
1925 松本亦太郎 「智能心理学」の中で高齢者に言及
1958 日本老年学会設立
1959 日本老年社会科学会設立 日本老年医学会とともに第1回日本老年学会総会開催
1970 日本 高齢化社会になる
1971 橘 覚勝 「老年学」
1972 東京都老人総合研究所設立
1978 日本で国際老年学会開催

※日本では1970年に高齢者(65歳以上)人口が7%を超えて高齢化社会になり(国連の基準)、72年に東京都老人総合研究所が設立されて以降、基礎医学から社会科学に至る学際的研究分野として老年学が活発化する。2004年には国立長寿医療センターが開設し、心理学を含む老年学研究が国家レベルで本格化する。

(引用)佐藤眞一:高齢者と加齢をめぐる心理学的考察の歴史と展望,権藤恭之編:高齢

者心理学,朝倉書店,東京,2008, 1-22(. 一部改変)"

生涯発達と加齢

 生涯発達心理学は、受胎から始まり、乳幼児期、児童期、青年期、成人期、高齢期、そして死までの人の全生涯に生起するすべての心理学的な発達変化の記述と説明を目的とする。生涯発達心理学では、出生時から生涯にわたって生起し続ける生物学的成長と生物学的老化の交代現象(例えば、新生児反射から自律的行動への発達的交代、身体的老化による脆弱への補償的適応など)に精神発達を重ね合わせて発達変化を捉える。つまり、発達概念からは、中年期に達成されると考えられている成熟(maturation)も高齢期の加齢(aging)現象も、特定の視点から捉えられる発達プロセスのひとつといえるであろう。 

 生涯発達心理学では、一般原理としての成熟状態ないしそのピークというものは仮定せず、発達=生涯過程と考える。例えば、IQのピークを知能のピークとはせず、社会的知能、知恵、叡智などの特徴とその生涯的変化を捉えようとする。したがって、生涯発達心理学の課題は、生涯のさまざまな時点で生じる変化の形態と特徴を突き止め、その時間的順序と相互的な関係のパターンを探り出すことである。

 生涯発達の理論的モデルとして最も有名なのがErikson,E.H.の乳幼児期から高齢期に至るライフサイクル論に基づく8段階説であろう。Eriksonは、精神分析学の自我理論の観点から人の発達過程を、各発達段階における危機と課題、その克服というプロセスから捉えようとした。高齢期の危機は人生に対する絶望感であり、その危機に対峙して人生の意味を吟味し、唯一無二のものとして統合することが課題とされる。危機を克服し、課題を達成した者には「英知」という徳が現れると指摘した。この危機を乗り越えることができない場合には神経症的状態に陥ってしまい、健康な老いを実現することが困難になる。

 現代の超高齢時代にあっては、心身の衰弱が進み、他者の介護なしには日々の生活が不可能になる者も増加している。そのような人生最後の段階は、自分の死を現実のものとして予感したときに始まる。自我を超越することでこの事実に向き合い、死すべき者としての自己を受容することがこの段階での適応である。 

 夫Erikの亡き後、妻Joan(Erikson, J. M.)は、生前の夫との議論に基づいて、人生周期の中に新たに第9段階を加えた4)。Eriksonも80歳代あるいは90歳代の人びとには、第8段階(統合対絶望、英知)の人びととは異なる新たなニーズと困難が現れると考えていた。つまり、身体的能力の喪失とそれのもたらす自律性の欠如が、この年代の人びとに大きな試練を与えると考えた。第9段階は、それゆえに、これまでの段階以上に第8段階で現れた絶望を一層切実なものとする。第8段階で獲得した英知もよく機能しなくなるので、絶望を乗り越えるには多くの困難が予想される。

 さらに第9段階の人びとは、親しい人との死別など、これまでに多くの悲しみを体験してきており、自分自身の死がそう遠くはないということ以外にも、多くの悲しみと向き合わなければならない。いかにして死の不安に耐え、それを克服するかが重要な課題となる。友情の深化、家族の絆、信仰などを通じて自我を超越することが求められる。

 弁証法的アプローチを提唱したRiegel,K.によれば、人の生涯にわたるプロセスは、外的(物質的)、内的(生物学的)、個人的(心理学的)、そして文化的(社会的)の4次元における相互の葛藤や危機、あるいは矛盾とその解決への努力からなる弁証法的過程とされる5)。例えば、引退には年金が用意され(物質的)、肉体的・精神的負担から解放され(生物的、心理的)、若い世代にその地位と役割を譲る(社会的)行為ではあるが、一方で精神的充実が脅かされ、生きがいを失うことにもなりかねない。引退期には、このような葛藤や危機を乗り越えるための努力がなされる。

 Bühler、Thomeの系譜を次ぐBaltesの生涯発達心理学は、生涯における心理資源の獲得と喪失、およびその配分プロセスから構成されている6)。

 出生時から常に同時に生起している獲得(成長)と喪失(老化)の力動は、両者の比率に関連付けて説明される。幼少期は成長の比率が圧倒的に高く、中年期以降には喪失の比率が増加し、ついには逆転する。70歳以降は喪失の増加が顕著だが、獲得は生涯にわたって続く現象でもある(図)。

図:生涯発達プロセスにおける獲得と喪失を示すグラフ。加齢と共に喪失の割合が増加し、70歳以降は喪失が顕著に増加する。
図:生涯発達プロセスにおける獲得と喪失

Baltes PB Baltes MM: Psychological perspectives on successful aging:The model of selective optimization with compensation. In Baltes PB Baltes MM (eds.): Successful Aging: Perspectives from the behavioral sciences. Cambridge: Cambridge University Press, 1990, 1-34.

 生涯発達研究は、長期間にわたる行為のあり方の変化過程に焦点を当てる。そして、その行為のパターンを適応的に変容させるための実践的理論として機能する。生涯過程から導き出される心理資源の配分プロセスの理論は複数提唱されている。Riedigerら7)は、現代の生涯発達理論として注目している以下の4つの理論を紹介している。

1.社会情動的選択性理論(Socioemotional Selectivity Theory : SST)

 Carstensen, L. L. が、年齢に伴う未来展望の変化を統合するメカニズムを説明するために提唱した理論である。自分の未来展望をどのように知覚しているかが、それに関連する行動の動機付けの対象を規定すると考え、知識の獲得に向かう未来展望か、それとも情動の統合に向かう未来展望かを人の発達に結び付けている。

2.同化と調節による対処の二重過程モデル(Dual-Process Model of Assimilative andAccommodative Coping)

 Brandtstädter,J.らが、心理資源の喪失に直面した場合の対処方略として提唱した理論である。期待と現実の間の再確立を実現し、肯定的な自己感を維持するために、人は能動的に環境を変化させようとする同化と自己に好ましい目標に移行する調節という二重の方略過程があるとする。

3.1次的・2次的制御理論(Model of Optimizationin Primary and Secondary Control) 

 Heckhausen,J.が発達的調整作用の概念に基づいて提唱した理論である。人は目的的行動に対して、まず、1次的制御として欲求や願望に適するように外的環境を変えようとして自己の能力を内省し、試みる。しかし、加齢に伴い1次的制御の限界を感じると、人は次に自らの内的世界(目標、願望、信念など)を調整しようとする2次的制御を行うように動機付けられるとする。

4.補償を伴う選択的最適化理論(SelectiveOptimization with Compensation: SOC)

 Baltesの生涯発達心理学において示された獲得と喪失の相互作用によって進行する成長と老化のダイナミクスの過程で生じる実際的問題に、人はいかに対処しているかに関する理論である。この理論では、加齢に伴う喪失に対する適応的発達のあり方として、獲得を最大化し、喪失を最小化するために自己の資源を最適化すると主張される。すなわち、若い頃よりも狭い領域を探索し、特定の目標に絞る(選択)、機能低下を補う手段や方法を獲得して喪失を補う(補償)、そして、その狭い領域や特定の目標に最適な方略を取り、適応の機会を増やす(最適化)のである。

おわりに

 本稿では、心理学と老年学における高齢者心理学の位置付け、高齢者心理学の成立前後の歴史的動向、そして高齢者を単に減退、衰弱する存在としてではなく、発達的存在と捉えることによって高齢者心理学の新たな展開に寄与している生涯発達的理論を紹介した。以下では、現代の高齢者心理学で注目されるそれぞれの領域での動向と成果について4編の論文が解説する。わが国を筆頭とする世界の超高齢化に心理学の側面から貢献できることを願っている。

参考文献

  1. Birren JE Schroots JJF: The History of Geropsychology. InBirren JE Schaie KW (eds.): Handbook of the Psychology ofAging, Burlington, MA: Academic Press, 2001, 3-28.
  2. Goulet LR Baltes PB eds.: Lifespan Developmental Psychology:Research and Theory. New York: Academic Press, 1997.
  3. 橘覚勝:老年学─その問題と考察,誠信書房,東京,1971.
  4. Erikson EH Erikson JM: The Life Cycle Completed: A Review(Expanded Edition). New York: Norton & Company, 1997(. 村瀬孝雄,近藤邦夫(訳):ライフサイクル,その完結<増補版>,みすず書房,東京,2001.)
  5. Riegel KF: The dialectics of human development, AmericanPsychologist, 1976; 31: 689-700.
  6. 佐藤眞一:老年心理学研究の最前線,老年精神医学雑誌,2015;26(1):77-83.
  7. Riediger M, Lee S, Lindenbrger U: Selection, Optimization, andCompensation as Developmental Mechanisms of AdaptiveResource Allocation: Review and Preview. In Birren JE, SchaieKW (eds.): Handbook of the Psychology and Aging, 6th edition.Burlington, MA : Elsevier Academic Press, 2005, 289-313.(長嶋紀一・北村世都(訳): 適応的な資源分配の発達的メカニズムとしての選択・最適化・補償:これまでの知見と今後の展望(. 藤田綾子,山本浩市(監訳) エイジング心理学ハンドブック. 北大路書房,京都,2008,201-217.)

筆者

写真:佐藤 眞一(さとう しんいち)

佐藤 眞一(さとう しんいち)
大阪大学大学院人間科学研究科 教授

【略歴】1987 年:早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、(財)東京都老人総合研究所研究員、1997 年:明治学院大学文学部助教授、2002 年:Senior GuestResearcher of Max Planck Institute of Demographic Research, Germany、2004 年:明治学院大学心理学部教授、2009 年より現職

【専門分野】高齢者心理学、生涯発達心理学、心理老年学。博士(医学)

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.79

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