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介護保険の福祉用具:車いす付属品(クッションやブレーキ等)

公開日:2019年2月13日 17時50分
更新日:2020年5月 8日 11時49分

車いす付属品 クッションとは1)2)

 車いすのクッション(図1)を使用する目的は、座圧の分散、姿勢保持などです。車いす上で長時間過ごせるかどうかのポイントは、このクッションが体に合っているか、安楽に過ごせるかどうか、で決まります。

 その素材や形状もさまざまなものがあります。ウレタンフォーム製、ゲル、圧の調整可能なエアセルを配置したもの、本人の臀部の形に合わせて形状を調整できるものなどがあります。素材によって値段もさまざまで、安いものでは500円~1,500円程度、高いものでは3,000円~5,000円程度のものまであります。

車いすのクッションの選び方のポイント

 フレームに布を張った車いすは、長時間座るのに適したものではないため、適切なクッションを併用することが必要です。

 しかし、クッションを置くと、その高さの分、座面の高さが変化するとともに、体とフットレストやアームレストとの距離も変化します。クッションは車いすと同時に選択し、利用者に適した組み合わせにすることが望ましいといえます。さらに、円背の利用者の場合は、姿勢保持のためにクッションの選択に一層の配慮が必要となります。

図1:車いす付属品クッション 画像出典:(公財)テクノエイド協会

車いす付属品 ブレーキとは

 車いすのブレーキ(図2)は、車いすと一体になっているものがほとんどですが、片麻痺などで普通のブレーキに手が届かない場合には延長レバー付きのブレーキ、逆転防止用のブレーキなどを使用することもできます。自走用も介助用も後輪を押さえつけるように固定します。

図2:車いす付属品ブレーキ画像出典:(公財)テクノエイド協会

車いす付属品 電動補助装置とは(図3)

 車いす付属品の電動補助装置とは、自走用や介助用の車いすに装着して駆動を補助する電動装置のことです。使用目的は、車いすをこぐ、押すといった動作の「負担の軽減」です。

車いす付属品の電動補助装置の選び方のポイント

 電動補助装置が製品化されたのは最近であり、製品も数種類に限られています。短時間で充電できるメリットはあるものの、容量自体は大きくなく、補助装置の駆動力のみに頼って長い距離を移動することは適切ではありません。室内や家の近くの移動での使用が望ましいと考えられます。また、電動装置の取り付けにより、車いすの重量が増えることも考慮しておきましょう。

図3:車いす付属品電動補助装置 (公財)テクノエイド協会

車いす付属品 テーブルとは

 車いす付属品のテーブルとは、ちょっとした物を置くことができ、飲食の際にも使用することができるもので、アームレストの上に取り付け、取り外しができるテーブル(図4)のことを言います。車いすは両側に駆動輪があることから、手こぎ式の車いすに乗っている場合は物を持って移動することができないことがあります。また、車いすに乗ったままテーブルに近づこうとすると、アームレストがテーブルに引っかかってテーブルにつくことができない場合もあります。 また、テーブルをつけたまま自走することは難しいこともあるため、サイズなどは調整が必要です。

車いす付属品のテーブル選び方のポイント

 車いす付属品のテーブルは、アームレストにしっかり固定できるものであるか、使用の際お腹を圧迫しないか等、テーブルの大きさや形状を確認して選びましょう。

図4:車いす付属品テーブル公財)テクノエイド協会

車いす付属品 フットサポートとは

 車いす付属品であるフットサポートとは「足を乗せておくもの」です。片方ずつ跳ね上げることが可能で、両方をつなげることができるものもあります。プレートにはさまざまな種類があり、材質や角度なども微妙に異なります。

車いす付属品のフットサポートの選び方のポイント

 車いす付属品のフットサポートの選び方のポイントは、プレートの種類、高さと角度、着脱可能か等を確認しましょう。立ち上がりが可能な場合は跳ね上げ式か着脱できるものがよいでしょう。

 車いすの詳細については、「車いす」をご確認ください。

車いす付属品の利用状況

 在宅医療への移行が進められる中、車いすおよび車いす付属品の貸与件数は年々増加傾向にあります。2017年現在では、300万件を超えています。一方で、一件あたりの貸与費用は減少傾向にあり、2013年から2016年はほぼ横ばいで推移しました。2017年の貸与費用の平均は、1,867.5円と上昇しました(図5、表1)。

図5:車椅子付属品の貸与件数及び貸与金額の推移を示す複合グラフ。金額は若干減少傾向にあるが、貸与件数は年々増加していることを示す。
図5:車いす付属品の貸与件数および貸与金額の推移4)より作図
表1:車いす付属品の貸与件数および貸与金額の推移4)
件数(千件)1件あたり平均貸与金額(円)
2007年 1,261.2 1,926.1
2008年 1,499.2 1,891.8
2009年 1,735 1,879.6
2010年 1,968.4 1,872.9
2011年 2,165.6 1,866.4
2012年 2,353.4 1,854.2
2013年 2,532.4 1,828.8
2014年 2,704.6 1,824.5
2015年 2,848.9 1,832.2
2016年 2,966.4 1,832.2
2017年 3,002.6 1,867.5

参考文献

  1. 介護保険給付福祉用具情報 貸与2.車いす付属品, 公益財団法人 テクノエイド協会(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
  2. 日本基準寝具株式会社 エコール 福祉用具カタログ(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
  3. 国際福祉機器展 車いす編, 一般財団法人 保健福祉広報協会(PDF)(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)
  4. 厚生労働省 介護給付費等実態統計(旧:介護給付費等実態調査):結果の概要(外部サイト)(新しいウインドウが開きます)

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