健康長寿ネット

健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。

禁煙と適正飲酒

公開日:2016年7月25日 01時00分
更新日:2019年2月 1日 18時01分

ジョッキに入ったビールとタバコの写真。禁煙と適正飲酒の推奨を示す。

 たばこ(リンク1参照)は百害あって一利なし。健康のためには、たばこは吸わない、吸っている人は禁煙することがいいのは言うに及びません。

 しかしながら、たばこを既に吸っている人がやめるのはなかなか大変です。禁煙をはじめても、1年以内に約80%の人が挫折すると言われていますが、どうして禁煙は難しいのでしょうか?

リンク1 「禁煙の効果と禁煙方法」

禁煙が困難な理由

 禁煙がなかなか困難な理由、それはたばこに含まれるニコチンが原因です。

 ニコチンは麻薬と同じくらい依存性が強い物質です。ニコチン依存症になってしまった場合、なかなか独力では禁煙できません。起床後30分以内にたばこを吸ってしまう人は既にニコチン依存症になっている可能性が高く、独力での禁煙はかなり困難と考えられます。

禁煙の強い見方「禁煙補助剤」

 たばこを吸っている人の6割以上の方が禁煙したいと思っていると言われていますが、ニコチン依存症のため簡単にやめることはできません。そのような方のために強い味方があります。

 それが禁煙補助剤(ニコチンガム、ニコチンパッチ)です。たばこを吸わずにいると血液中のニコチン濃度が低下します。そのままだと、ニコチンに対する渇望からたばこに手をだしてしまうことになるのですが、禁煙補助剤でニコチン濃度を高めてやることによりたばこを我慢できるようになるのです。また、最近は、のみ薬でタバコへの切望感を抑える薬も使われます。

 なお、禁煙補助剤を用いた禁煙指導は、お近くの病院の禁煙外来などで実施しています。

 ※のみ薬は、精神疾患、腎機能障害、妊娠中は使用できません。

体質別適正飲酒の提案

 一方、たばこと対照的に、酒(リンク2参照)は百薬の長と言われます。

 日本人男性を対象とした調査の結果、2日でビール大瓶1本、もしくは日本酒1合程度飲酒する者の死亡率が最も低いことが報告されています。適量飲酒ならば、健康に好ましい影響を与えそうですが、それでは適量飲酒とはどれくらいでしょうか。

 アルコールが体内に入ると、アセトアルデヒドという物質に変化します。これが、顔を赤くする原因物質です。アセトアルデヒドはアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)により分解されますが、日本人の1割程度の方ではALDH2活性がまったくなく、少量の飲酒でアセトアルデヒドが急上昇します。このような方では、奈良漬けを食べただけで顔が赤くなります。また、4割程度の方は、酵素活性が弱いためビールをコップ一杯程度飲んだだけで顔が赤くなります。

 アセトアルデヒドは、悪心、動悸などの不快症状の原因となります。また、飲酒に関連するガン(食道ガン、大腸ガンなど)の発症に寄与していると考えられています。そのため、ALDH2活性の弱い人は言うに及ばず、ALDH2活性に問題がない方でも、酒の量が過ぎればアセトアルデヒドが発生し、長期的にはガンなどの危険が高まります。

 従って、酒は万人にとって必ずしも薬とは言えません。日本人全体を対象とした調査では、2日に1合が適正飲酒とされていますが、この調査結果は、酒に対する体質の違いを考慮していません。以下に、体質別の酒を毒としない飲み方、つまりアセトアルデヒドを発生させない飲み方をご提案いたします。

リンク2 「正しい飲酒の基礎知識」

体質別適正飲酒のご提案

  • 酒がまったく飲めない方は飲まない。
  • コップ一杯で顔が赤くなる方は付き合い程度にとどめ、顔が赤くなったら、それ以上飲まない。
  • 酒を飲んでも顔にでない方は1日1合、ビールなら大瓶1本まで。ただし、休肝日を週に最低2日つくる。

令和5年度「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」の公募情報を公開しました

 公益財団法人長寿科学振興財団は令和5年度の長寿科学研究者支援事業「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」を公募します。本事業は財団ビジョン「長生きを喜べる長寿社会実現~生きがいのある高齢者を増やす~」を達成するため、超高齢社会の課題の解決となる実用的な方法(製品やサービス、仕組みなど)の研究開発から本格的な社会実装を含めた一気通貫の課題解決型のプロジェクトを採択し、支援するものです。

 令和5年度の公募情報を当財団ホームページにて公開をいたしました。

  • 提案受付期間:7月1日(金)~7月29日(金)
  • 助成金額:年間上限3,000万円
  • 助成期間:最長10年間
  • 採択件数:0件から2件程度

令和5年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の公募(新しいウインドウが開きます)

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 当財団は、「長生きを喜べる長寿社会実現」のため、調査研究の実施・研究の助長奨励・研究成果の普及を行っており、これらの活動は皆様からのご寄付により成り立っています。

 温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄付のお願い(新しいウインドウが開きます)

新型コロナウイルス感染症対策について

 新型コロナウイルス感染症の感染が再び拡大する可能性がある状況で、毎日ご不安に感じられている方も少なくないと思われます。特に高齢者の方におかれましては感染予防を心掛けながら健康を維持していくことが大事です。

 そこで高齢者およびご家族に向けて健康を維持するための情報をまとめました。ぜひご覧いただき毎日の健康の一助となれば幸いです。

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