人工肛門
公開日:2016年7月25日 07時00分
更新日:2019年6月21日 13時03分
人工肛門とは
人工肛門とは、腫瘍、外傷、消化管穿孔などのいろいろな疾患に対する治療として手術的に自然肛門以外の場所から排便するように皮膚と腸をつなぐことです。自然肛門と異なり肛門括約筋がないため排便排ガスのコントロールができず便意もなくいわば失禁状態となります。
人工肛門の種類
(1)期間による分類
- 永久的人工肛門:直腸がんに対する腹会陰式直腸切断術では自然肛門もがんとともに切除されてしまうため永久的人工肛門となります 。
- 一時的人工肛門:外傷や腸穿孔などの理由により一時的に人口肛門を作ることがあります。この場合は再手術により人工肛門をなくし元通り自然排便できるようにすることが可能なことがあります。
(2)部位による分類
- 結腸人工肛門:結腸に造設
- 回腸人工肛門:回腸に造設されるため水様便が多量に排出される。
(3)開口部の数による分類
- 単孔式人工肛門:腸の断端を皮膚と縫合する。
- 双孔式人工肛門:口側と肛門側の穴が二つある。
人工肛門の管理
人工肛門からは絶えず便やガスが排出されるため、皮膚保護剤とバッグからなる装具を皮膚に貼り付け便をバッグ内に排出させます。バッグに便が貯まったら外に出します。皮膚保護剤とバッグは1-5日程度で張替えが必要です。
洗腸法
下行結腸、S上結腸人工肛門の方は1-2日おきに微温湯を人工肛門から結腸内に注入し強制的に浣腸を行なうことにより、排便のコントロールが可能となります。
令和5年度「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」の公募情報を公開しました
公益財団法人長寿科学振興財団は令和5年度の長寿科学研究者支援事業「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」を公募します。本事業は財団ビジョン「長生きを喜べる長寿社会実現~生きがいのある高齢者を増やす~」を達成するため、超高齢社会の課題の解決となる実用的な方法(製品やサービス、仕組みなど)の研究開発から本格的な社会実装を含めた一気通貫の課題解決型のプロジェクトを採択し、支援するものです。
令和5年度の公募情報を当財団ホームページにて公開をいたしました。
- 提案受付期間:7月1日(金)~7月29日(金)
- 助成金額:年間上限3,000万円
- 助成期間:最長10年間
- 採択件数:0件から2件程度
令和5年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の公募(新しいウインドウが開きます)
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当財団は、「長生きを喜べる長寿社会実現」のため、調査研究の実施・研究の助長奨励・研究成果の普及を行っており、これらの活動は皆様からのご寄付により成り立っています。
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ご寄付のお願い(新しいウインドウが開きます)
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新型コロナウイルス感染症の感染が再び拡大する可能性がある状況で、毎日ご不安に感じられている方も少なくないと思われます。特に高齢者の方におかれましては感染予防を心掛けながら健康を維持していくことが大事です。
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