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アンジオテンシンII受容体拮抗薬とアルツハイマー病の発症

公開日:2023年4月28日 09時00分
更新日:2023年7月14日 09時30分

 降圧薬とアルツハイマー病リスク軽減との関連を観察研究の系統的レビューとメタ分析で検討した(9研究、1,527,410人)。降圧薬非使用者間の比較では降圧薬使用でアルツハイマー病発症リスクが低く(RR=0.94、p=0.01)、降圧薬の比較ではアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)は他の降圧薬よりも発症リスクが低かった(RR=0.78、p<0.001)。ARBが最も有益な可能性はあるが、認知機能維持は血圧降下だけが原因ではないため、ARBの認知機能への影響をさらに検討する必要がある。

文献

Adesuyan M, et al., J Prev Alz Dis. 2022; 9(4): 715-724

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2023年 第32巻第1号(PDF:7.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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