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皮膚の老化は骨の老化を促進する

公開日:2023年1月13日 09時00分
更新日:2023年1月13日 09時00分

 年を取り皮膚が薄くなると、骨密度も低下するようである。中国、南方医科大学のLiang Wらは、マウスの皮膚を老化させると、ヒトの高齢者に観察されるような低回転型の骨粗しょう症をきたすことを見出した。そのメカニズムは、皮膚の角化細胞から分泌されるCystatin-A(Csta)Rack1と結合し、骨の骨芽細胞や破骨細胞の前駆細胞の増殖を促す一方、破骨細胞の分化を抑制するが、加齢で皮膚が薄くなるにつれCstaの分泌が低下し、その作用が低下することで骨密度が低下するようである。さらに乾癬(かんせん)の治療薬であるカルシポトリルを少量使用することで角化細胞のCsta分泌量を増やし、骨粗しょう症を防ぐことを発見した。これからは皮膚を若く保つことで、将来の骨の老化も防げるかもしれない。

文献

Liang W, et al., Nature Aging. 2022; 2: 906-922

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2023年 第31巻第4号(PDF:5.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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