入院時の検査値とバイタルサインによる入院死亡リスクの予測
公開日:2023年1月13日 09時00分
更新日:2023年1月13日 09時00分
米国退役軍人局は入院時の検査値とバイタルサインに基づくFrailty Index(FI-LAB:31項目)を開発した。1,407名の入院患者(平均年齢72.7歳、男性96%)を対象に、FI-LABの入院死亡予測能を、慢性疾患や障害に基づくVA Frailty Index(VA-FI:31項目)と比較した。VA-FIは入院死亡を予測できない(c統計量0.48、P=0.744)が、FI-LABは高い精度で予測できた(同0.83、P<0.001)。FI-LABは入院死亡を防ぐための改善策実施に有用となる可能性がある。
文献
Ysea-Hill O, et al., J Am Geriatr Soc. 2022; 70: 3163-3175
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2023年 第31巻第4号(PDF:5.3MB)(新しいウィンドウが開きます)
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