認知症患者への抗精神病薬の使用開始で死亡リスクが増加
公開日:2022年4月15日 09時00分
更新日:2022年12月 2日 11時47分
デンマークで2009~2014年に認知症と診断された65~95歳の全患者(3.3万人)を対象に、抗精神病薬の服用後180日間の死亡リスクと併存疾患(心疾患、糖尿病、脳血管疾患)の影響を検討した。抗精神病薬開始によって死亡は1.35倍(95%信頼区間1.27-1.43)増えたが、併存疾患による相加効果は認められなかった。併存疾患の有無にかかわらず、認知症患者に対する抗精神病薬の使用には注意が必要である。
文献
Nørgaard A, et al., J Am Geriatr Soc. (in press) doi: 10.1111/jgs.17623
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.101(PDF:4.7MB)(新しいウィンドウが開きます)
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