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アテンプト2研究事業(終了)

高リスクを有する高血圧患者における各種バイオマーカーと心血管イベント発症とに対するアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)の効果2(多施設共同研究・比較試験):ATTEMPT2(A Trial of Telmisartan Prevention of Cardiovascular diseases)2

ATTEMPT試験:
この研究名は標記の英文によるものから、英単語の文字を抽出し「ATTEMPT(アテンプト)」と表現しやすい呼称としています。

事業概要

 高リスクを有する日本人高血圧患者において、アンジオテンシンⅡタイプ1受容体拮抗薬(ARB)の効果(ARB群)と通常治療時の効果(非ARB群)を無作為化2群比較オープン試験(PROBE法)にて比較検証を実施しました。本研究はATTEMPT研究として2009年から開始し2015年に終了しました。

 ATTEMPT2研究事業は、先のATTEMPT研究で対象となった高血圧患者713人を対象に、2017年から4年計画で追跡調査を行い、ARBの腎保護作用についてARB群と非ARB群で比較検討し、長期的なARB治療の腎保護効果と心血管イベント抑制効果を明らかにする。また、一部の症例では血中シスタチンCと尿中Fatty acid binding proteinを測定しておりその変動と腎障害の関連も検討する。さらに、これまでに蓄積されたデータを解析し、バイオマーカーと心血管イベント発症とARB治療との関連性について検討し、新知見の発見を目指します。

研究実施体制

研究代表者

副島 弘文 熊本大学保健センター 准教授

役割

ATTEMPT2研究を統括する

研究メンバー

  • 副島 弘文 熊本大学保健センター 准教授
  • 光山 勝慶 熊本大学大学院 生命科学研究部 生体機能薬理学分野 教授
  • 野出 孝一 佐賀大学 医学部 内科学講座 主任教授
  • 安田 修  鹿屋体育大学 スポーツ生命科学系 教授
  • 陣内 秀昭 陣内病院 院長

役割

  • 各実施医療機関との連絡等、本試験全般の円滑な運営のための活動
  • 症例取り扱いの決定

統計解析責任者

松井 邦彦 熊本大学医学部附属病院 地域医療・総合診療実践学寄附講座 特任教授

役割

統計専門家として本試験の統計解析に関して責任をもち、データの解析にあたる。

データセンター

青山 桃子 熊本大学循環器内科 医局スタッフ

試験事務局

  • 副島 弘文 熊本大学保健センター 准教授
  • 青山 桃子 熊本大学循環器内科 医局スタッフ

研究報告書

ATTEMPT2研究報告書(PDF:1.2MB)(新しいウインドウが開きます)


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