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老化脳神経細胞でのカルシウムイオン流出阻止と糖化タンパク質処理の重要性

 

公開月:2026年1月

 アルツハイマー病(AD)の脳では老人斑と神経原線維変化が病理的特徴として知られているが、それに加えて細胞内の酸化ストレスに呼応してカルボニル化蛋白質が増加し、細胞内のカルシウムストア(小胞体)からのCa2+イオンの流出も増える。このイオン流出は小胞体膜上のリアノジン受容体(RyR2)のリン酸化がカギになる。イオン流出が増えると糖化蛋白質を除去しようとする酵素グリオキサラーゼ(GLO1)も増加する。そのような状態のマウスやマカク猿は記憶障害になりやすい。RyR2のリン酸化を阻止してCa2+イオン流出を止め、GLO1の誘導を阻止することもADや認知障害の抑制につながる可能性がある。米国エール大学のエミー・アルンステン、ローラ・サンシンらのラボの共同研究。

文献

Woo E, et al., JCI Insight. 2025:e184041. doi:10.1172/jci.insight.184041

筆者

森 望(もり のぞむ)
福岡国際医療福祉大学特任教授

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2026年 第34巻第4号(PDF:9.1MB)(新しいウィンドウが開きます)

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