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新しい神経細胞間コミュニケーション経路の発見

 

公開月:2026年1月

 古典的に、神経細胞間コミュニケーションはシナプスを介して行われるとされてきた。しかし、ジョンズ・ホプキンズ大学のKwon博士らは、新しい経路として、dendrite-dendrite nanotubes(DNT)という隣接する細胞をつなぐ極細いナノチューブが存在し、カルシウムなどの分子を伝播できることを見つけた。興味深いことに、このDNTを介してアルツハイマー病原因分子であるAβも細胞間を伝播した。DNTがアルツハイマー病に対して保護的か病的かはまだわからないが、この新しい経路の発見は生物学的にも病理学的にも大変興味深い。

文献

Chang M, et al., Science. 2025;390(6768):eadr7403

筆者

堀 由起子(ほり ゆきこ)
東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室准教授

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2026年 第34巻第4号(PDF:9.1MB)(新しいウィンドウが開きます)

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