アストロサイトを標的としたアルツハイマー病治療アプローチ
公開月:2026年4月
アルツハイマー病(AD)において、アストロサイトは機能障害を起こしていることが知られている。ベイラー医科大のDeneen博士らは、アストロサイトに転写因子Sox9を過剰発現させると、ADモデルマウスにおいてAβ斑を除去でき、認知機能が改善することを示した。これは、Sox9によってアストロサイト上の受容体MEGF10を介したAβ除去能力が高められたためである。この結果は、アストロサイトの機能を改善させることで神経変性疾患の治療につながるという、新しい治療アプローチの可能性を示している。
文献
(Choi DJ, et al., Nat Neurosci. 2026; 29(1): 88-99)
筆者
- 堀 由起子(ほり ゆきこ)
- 東京大学大学院薬学系研究科機能病態学教室准教授
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