昆虫の眼を模擬した高性能カメラが開発される
公開月:2026年4月
「トンボのメガネは七色メガネ」なのは、複眼といういくつもの小さい眼が組み合わさって眼が構成されているためである。このような生物の仕組みを模擬して新しい技術を開発しようというのがバイオミメティックスという学問分野である。このたび、昆虫の眼を模擬した高性能な3次元カメラが開発された。直径5mmの半球に127個のカメラが配置され、165°の視野角と、40㎛の分解能を実現した。それぞれのカメラで得られた画像は多階層ニューラルネットワークを介して解析され、3D画像として再構成される。特定のターゲットを追従することに長けており、見守りや医療診断などの分野に変革を起こすことも期待できるのではないだろうか。
文献
(Long Y, et al., Science Advances. 2025; 11(21): eadt3505)
筆者
- 井上 剛伸(いのうえ たけのぶ)
- 国立障害者リハビリテーションセンター研究所シニアフェロー
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