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ビタミンCで老化は遅らせられる?──鉄が引き起こす新しい老化の仕組み

 

公開月:2026年7月

 中国科学院などの研究グループは、加齢に伴う鉄蓄積により脂質過酸化が進み、ACSL4(脂質を酸化されやすい形に変える酵素)が細胞老化を促進する「ferro-aging」という仕組みを明らかにした。さらにビタミンCがACSL4を直接阻害し、高齢サルで脳機能や代謝異常、内臓脂肪増加など多臓器の加齢変化を改善し、生物学的年齢を若返らせる可能性を示した。従来の「抗酸化作用」では説明できなかった老化機序に対し、治療標的として介入可能な分子経路を提示した点で重要な研究である。

文献

Liu L, et al., Cell Metab. 2026; 38(4): 673-693.e17

筆者

竹本 稔(たけもと みのる)
国際医療福祉大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科学教授(代表)

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公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health 2026年 第35巻第2号(PDF:7.5MB)(新しいウィンドウが開きます)

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