ニンニク由来成分による健康寿命延伸への期待
公開月:2026年10月
ニンニクは古くから滋養強壮に用いられてきた。本論文では、ニンニク由来成分S1PCが脂肪組織に働きかけ、老化やエネルギー代謝に関わる物質(NAD+)を視床下部で増加させ、神経を介して筋機能を改善する仕組みを明らかにした。高齢マウスでは筋力やフレイルが改善し、中年健常者でもS1PC摂取により、この仕組みに関わる血中タンパク質(eNAMPT)が増加した。一方、ヒトで筋力や健康寿命を改善するかは未解明であり、今後の長期臨床試験の成果が期待される。
文献
Suzuki JI, et al., Cell Metab. 2026;38(6):1218-1228
筆者
- 竹本 稔(たけもと みのる)
- 国際医療福祉大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科学教授(代表)
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