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肝性グルタミナーゼへの介入は高血糖を是正する

公開日:2018年7月 6日 13時00分
更新日:2022年12月 2日 14時08分

 2型糖尿病で観察される空腹時血糖値の上昇にはグルカゴンの分泌異常が関与するが、そのメカニズムは明らかではない。ペンシルバニア大学のMillerらはグルカゴンによるグルタミンからの糖新生が血糖値の増加に重要なことや、肝臓グルタミナーゼ2(GLS2)の機能喪失はグルカゴン抵抗性をもたらし空腹時血糖値を下げ、GLS2領域の変異に伴う機能獲得型ミスセンス変異はグルタミン分解とグルコースの産生を亢進させることを見出した。グルカゴンシグナル伝達への介入は新たな高血糖の治療法開発につながる。

文献

Miller RA, et al.Nat Med 2018;24:518-524

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.86(PDF:4.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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