健康長寿ネット

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末梢の自然免疫の記憶は脳の病変を制御する

公開日:2018年7月 6日 15時00分
更新日:2022年12月 2日 14時07分

 近年、獲得免疫系のみならず、病原体に対する初期防御を担う自然免疫系においても、免疫記憶が存在することが示された。免疫記憶には、免疫刺激に対しより強い炎症を引き起こす"トレーニング"と、反対に"免疫寛容"を示す2種類が存在する。今回、末梢の免疫刺激が、脳のミクログリアにエピジェネティックな変化をもたらし、これら2種類の免疫記憶を誘導すること、アルツハイマーや脳卒中後の病変に対し、トレーニングおよび寛容はそれぞれ、増悪、軽減という正反対の影響をもたらすことがわかった。

文献

Wendeln AC, et al. Nature 2018;556:332-338

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.86(PDF:4.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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