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なぜ「しゃべりながら歩く」能力が認知症発症に関連するのか?

公開日:2018年7月 6日 10時00分
更新日:2022年12月 2日 14時10分

 東京都健康長寿医療センター研究所らの国際共同研究グループは、簡単な暗算などの認知的負荷がかかる課題を遂行しながら歩行(2重課題条件下での歩行)した際に、歩行速度が遅くなる高齢者ほど嗅内野の萎縮が進んでいることを明らかにした。2重課題条件下での歩行能力が低下すると認知症発症リスクが高まることはわかっていたが、本研究によりその神経学的背景の一端が解明された意義は大きい。

文献

Sakurai R, et al. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 2018.doi:10. 1093/gerona/gly084

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.86(PDF:4.3MB)(新しいウィンドウが開きます)

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