健康長寿ネット

健康長寿ネットは高齢期を前向きに生活するための情報を提供し、健康長寿社会の発展を目的に作られた公益財団法人長寿科学振興財団が運営しているウェブサイトです。

ペットの飼育環境はやがて飼い主にも影響が出る?

公開日:2021年4月 2日 09時00分
更新日:2022年12月 2日 13時54分

 夫婦の片方が糖尿病の場合、もう一方の糖尿病発症率が高いことが知られている。今回はペットとその飼い主の関係が報告された。スウェーデンウプサラ大学のDelicanoらは、ペット保険会社のデータをもとに151,054人の犬の飼い主と74,336人の猫の飼い主の、それぞれの糖尿病罹患率やおよそ6年間の追跡期間中の糖尿病発症との関連を調べた。その結果、猫の飼い主には何ら関連は見られなかったが、糖尿病の犬の飼い主は、健康な犬の飼い主と比較して糖尿病の発症率が38%も高いことがわかった。飼い犬を糖尿病にするような食事・生活環境がやがて飼い主にも影響を及ぼすということだろうか。

文献

Delicano RA, et al., BMJ. 2020; 371:m4337

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.97(PDF)(新しいウィンドウが開きます)

無料メールマガジン配信について

 健康長寿ネットの更新情報や、長寿科学研究成果ニュース、財団からのメッセージなど日々に役立つ健康情報をメールでお届けいたします。

 メールマガジンの配信をご希望の方は登録ページをご覧ください。

無料メールマガジン配信登録

寄附について

 当財団は、「長生きを喜べる長寿社会実現」のため、調査研究の実施・研究の助長奨励・研究成果の普及を行っており、これらの活動は皆様からのご寄附により成り立っています。

 温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ご寄附のお願い(新しいウインドウが開きます)

このページについてご意見をお聞かせください