歩行補助パワーアシストスーツは日常生活でどのように使われるのか?
公開日:2021年1月29日 09時00分
更新日:2022年12月 2日 11時20分
歩行を補助するパワーアシストスーツは世界中で利用が広がっているが、日常生活で実際どのように使われるのかを明らかにする研究はあまり行われていない。この論文では、14名の脊髄完全損傷による下肢マヒ者を対象に2~3週間、日常生活で自由に利用してもらう実験の結果が示されている。88%は主に訓練目的で利用され、社会活動での利用は6%にとどまった。社会活動での利用では、支援者が必要であることや機器の運搬など、実用面での課題が指摘された。今後の機器開発の方向性に少なからず影響する結果といえる。
文献
van Dijsseldonk RB, et al., Scientific Reports. 2020;10:15600
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.96(PDF:5.6MB)(新しいウィンドウが開きます)
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