歩行補助パワーアシストスーツは日常生活でどのように使われるのか?
公開日:2021年1月29日 09時00分
更新日:2021年1月29日 09時00分
歩行を補助するパワーアシストスーツは世界中で利用が広がっているが、日常生活で実際どのように使われるのかを明らかにする研究はあまり行われていない。この論文では、14名の脊髄完全損傷による下肢マヒ者を対象に2~3週間、日常生活で自由に利用してもらう実験の結果が示されている。88%は主に訓練目的で利用され、社会活動での利用は6%にとどまった。社会活動での利用では、支援者が必要であることや機器の運搬など、実用面での課題が指摘された。今後の機器開発の方向性に少なからず影響する結果といえる。
参考文献
van Dijsseldonk RB, et al., Scientific Reports. 2020;10:15600
転載元
公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&HealthNo.96
Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.96(新しいウィンドウが開きます)
令和5年度「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」の公募情報を公開しました
公益財団法人長寿科学振興財団は令和5年度の長寿科学研究者支援事業「長生きを喜べる長寿社会実現研究支援」を公募します。本事業は財団ビジョン「長生きを喜べる長寿社会実現~生きがいのある高齢者を増やす~」を達成するため、超高齢社会の課題の解決となる実用的な方法(製品やサービス、仕組みなど)の研究開発から本格的な社会実装を含めた一気通貫の課題解決型のプロジェクトを採択し、支援するものです。
令和5年度の公募情報を当財団ホームページにて公開をいたしました。
- 提案受付期間:7月1日(金)~7月29日(金)
- 助成金額:年間上限3,000万円
- 助成期間:最長10年間
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令和5年度 長生きを喜べる長寿社会実現研究支援の公募(新しいウインドウが開きます)
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