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認知症患者は潜在的不適切処方のリスクが高い

公開日:2021年1月29日 09時00分
更新日:2022年12月 2日 11時30分

 併存疾患を抱えている認知症患者の治療は複雑であり、潜在的不適切処方(PIP)を招きやすい。イギリスの高齢認知症患者(11,175人)の73%でPIPが把握され、非認知症患者よりPIPリスクが高かった。併存疾患数が多くなるにつれてPIP発生は多く、PIPリスクの高い併存疾患は、冠血管疾患、重度の精神疾患、うつ病であった。PIPは総死亡、皮膚潰瘍、転倒、貧血、骨粗鬆症などの有害事象発生と関連していた。

文献

Delgado J, et al., Age Ageing. 2020;afaa147(in press)

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.96(PDF:5.6MB)(新しいウィンドウが開きます)

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