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アルツハイマー病発症を予防するApoEの変異

公開日:2020年2月14日 09時00分
更新日:2020年2月14日 09時00分

 南米コロンビアにはプレセニリン1遺伝子の変異によりアルツハイマー病を早期に発症する大家系が存在する。多くの場合40代で発症するが、この家系で唯一70歳を過ぎても認知機能が保たれている女性が見つかった。女性の脳には多量の老人斑が蓄積しているにもかかわらず、神経細胞死に関わるとされるタウの病変はわずかだった。さらに、アルツハイマー病のリスクと関連するApoE遺伝子に稀な変異を持つことがわかった。今後、ApoE変異の防御的作用のメカニズム解明が待たれる。

参考文献

Arboleda-Velasquez JF, et al. Nat Med 2019 ; 25 :1680-1683

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&HealthNo.92

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.92(新しいウィンドウが開きます)

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