APOEの多型はαシヌクレインの蓄積にも影響を及ぼす
公開日:2020年8月 6日 09時00分
更新日:2022年12月 2日 10時19分
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アポリポタンパク質Eのε4アレル(APOE4)は、遅発性アルツハイマー病の最も強力な遺伝的危険因子であり、アミロイドやタウの蓄積に関わることが報告されてきた。新たに2つの研究グループから、APOE4がパーキンソン病やレビー小体型認知症の脳に蓄積するαシヌクレインの病理形成に対しても促進的に働き、神経変性に関与することが示された。これら複数の病態とAPOEをつなぐ分子基盤の解明により、神経変性疾患に共通の治療標的の創出につながる可能性が考えられる。
文献
Zhao N, et al. Sci Transl Med. 2020;12: eaay1809;Davis AA, et al. Sci Transl Med. 2020;12:eaay3069
転載元