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再構築したヒト血液脳関門を用いた新しい認知症治療法の開発

公開日:2020年10月30日 09時00分
更新日:2020年10月30日 09時00分

 アルツハイマー病では脳アミロイドパチー(CAA)という脳血管系に沿ったアミロイドの沈着が観察される。マサチューセッツ工科大学のBlanchardらはヒトiPS細胞を用いて血液脳関門(BBB)の3次元モデルをin vitroで再構築することに成功した。この系を用いて脳血管周皮細胞にAPOE4が発現するとカルシニューリン-NFATシグナルを介してAPOEが高発現し、CAA同様にアミロイドが沈着すること、さらにシクロスポリンAやFK506などを用いてそのシグナルを遮断するとアミロイド沈着が抑制されることを明らかにした。APOEやカルシニューリン-NFATシグナルがアルツハイマー病の新たな治療ターゲットであることを示唆し、さらに彼らのin vitroモデルはBBBのさらなる生理学的役割の解明にもつながる。

参考文献

Blanchard JW, et al. Nat Med. 2020;26:952-963

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&HealthNo.95

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.95(新しいウィンドウが開きます)

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