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単一細胞解析によるヒト動脈硬化性プラークの詳細な解析

公開日:2020年2月14日 09時00分
更新日:2020年2月14日 09時00分

 血管壁における慢性炎症は動脈硬化をもたらす。マウントサイナイ医科大学のFernandezらは、有症状(最近の脳卒中の既往など)と無症状患者の頸動脈プラークから採取した単一細胞を用いて、遺伝子、タンパク発現を検討した。結果、有症状患者プラークでは、ある特定のCD4陽性T細胞や、活性化し分化し、そして一部疲労したT細胞などにより特徴づけられるのに対し、無症状患者では、IL-1βシグナルの増強などが観察された。このような単一細胞レベルの詳細な研究により、プラーク内のある特定の免疫シグナルに対する、より選択的な治療が可能となる。

参考文献

Fernandez DM, et al. Nat Med 2019 ; 25 : 1576-1588

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&HealthNo.92

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.92(新しいウィンドウが開きます)

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