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ヒト脳オルガノイドに血管

公開日:2020年2月14日 09時00分
更新日:2020年2月14日 09時00分

 ヒト胚性幹細胞(ES細胞)から3次元培養により作製した脳オルガノイド(ミニブレイン)の研究が進展をみせている。これまで脳オルガノイドから早生児に似た脳波が検出されるなど、高度な分化が認められていたが、血管系の形成は実現していなかった。今回、一部のES細胞に血管内皮細胞への分化に重要な転写因子ETV2を発現させることで、脳オルガノイド内に血管様の構造が形成され、神経細胞をより長期間健康に保つことに成功した。脳の発生や疾患研究に有用なツールとなることが期待される。

参考文献

Cakir B, et al. Nat Methods 2019 ;16 : 1169-1175

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&HealthNo.92

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.92(新しいウィンドウが開きます)

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