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アイリシンはαVインテグリンを介して骨や脂肪に作用する

公開日:2019年4月15日 11:30
更新日:2019年4月15日 11:26

 運動は、肥満、骨粗鬆症や認知機能低下の予防に有用である。アイリシンは膜タンパクFNDC5の切断により生成され、運動に伴いその発現が誘導される。ダナハーバー癌研究所のKimらは、アイリシンがαVクラスのインテグリンに結合することを発見し、そのシグナルを介して、骨細胞のスクレロスチン産生増加を介し骨吸収を促すことや、褐色脂肪細胞では熱産生を担うUCP1を増やすことを明らかにした。受容体の同定に伴い、アイリシンの生理的、病理学的な役割の理解が飛躍的に進むことが期待される。

参考文献

Kim H,et al.Cell.2018;175:1756-1768

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&Health No.89

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.89(新しいウィンドウが開きます)

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