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老化した膵β細胞の除去は糖尿病への進行を抑制する

公開日:2019年10月10日 11時19分
更新日:2019年10月10日 11時23分

 加齢に伴い増加する老化細胞の除去(senolysis)はさまざまな疾患の治療につながるかもしれない。メイヨー・クリニックのAguayo-Mazzucatoらはマウスを用いて、インスリン抵抗性が膵β細胞の老化を促進し、その老化した膵β細胞から分泌される因子が糖代謝を悪化させること、それらの細胞を遺伝子工学的に、もしくは薬理学的にマウスから取り除くと糖代謝が改善することを明らかにした。加齢に伴い糖尿病が増加するメカニズムや老化した膵β細胞の除去という新たな糖尿病の治療ターゲットを示唆する報告である。

参考文献

Aguayo-Mazzucato C, et al. Cell Metab 2019 ; 30 : 129-142

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&Health No.91

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.91(新しいウィンドウが開きます)

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