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高齢期での認知能維持へ向けて:やはり鉄は熱いうちに打て

公開日:2019年10月10日 11時29分
更新日:2022年11月30日 13時04分

 高齢化社会の中で誰もが頭のいい状態で年老いたいと願う。要はボケたくない、認知能力を維持しつつ老いの時を過ごしたいと思うのが常である。では、そのために中高年からの脳トレや生涯教育にいそしむべきなのだろうか?一般にはそう思われている。だが、最近の米国サンディエゴの大学からの報告からすると、老後の認知能力の良し悪しは、ほぼ20歳までに決まってしまっているという。知力がいちばんの伸び盛りの10歳代にどこまで頭脳を鍛えるか、60歳の時の認知能レベルへはそれがもっとも関連している。要は、やはり鉄は熱いうちに打て、という結論である。

文献

Kremen WS, et al. Proc Natl Acad Sci USA 2019 ; 116 : 2021-2026, Park DC. ibid 2019 : 1832-1833

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌 Aging&Health No.91(PDF:4.8MB)(新しいウィンドウが開きます)

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