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認知機能障害の新たな早期バイオマーカー

公開日:2019年7月26日 09時00分
更新日:2019年7月26日 09時00分

 認知機能障害における血管機能の重要性が認知されつつある。南カルフォルニア大学のNationらは、血液脳関門(BBB)に関わる新たな脳脊髄液バイオマーカーである可溶性血小板由来増殖因子受容体と、ダイナミック造影磁気共鳴画像法にて脳局所的浸透性を評価した。その結果、初期の認知機能障害患者では、古典的アルツハイマー病のバイオマーカーであるアミロイドβやタウ蛋白とは無関係に、海馬の脳毛細血管損傷とBBBの崩壊が生じていることを明らかにした。血管機能障害によるBBBの崩壊が認知機能障害の早期バイオマーカーであることが示唆された。

参考文献

Nation DA,et al.Nat Med 2019;25;270-276

転載元

公益財団法人長寿科学振興財団発行 機関誌Aging&Health No.90

Aging&Health(エイジングアンドヘルス)No.90(新しいウィンドウが開きます)

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